フラガール

フラガール
(C)2006 BLACK DIAMONDS

李相日(り・さんいる)監督作品。松雪泰子主演、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳、富司純子出演の映画『フラガール』をパーソナリティー斉藤洋美が紹介。第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか五冠達成作品。


〈ストーリー〉

昭和40年、福島県いわき市のすすけた炭坑まちに、 “求むハワイアンダンサー”の張り紙が・・・。

実は、石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、 数世代前から栄えていた炭坑のまちに閉山という危機が 訪れようとしていたのだった。

その危機を救おうと立ち上がったのが、この北国に 「楽園ハワイ」を創ろうという一大プロジェクトだったのだ。

しかもその目玉となるのが「フラダンスショー」。
炭坑まちがハワイに・・・?
しかもフラダンス・・・?
果たして、炭坑まちに楽園ハワイは誕生するのでしょうか?

第30回日本アカデミー賞  ☆最優秀作品賞ほか五冠達成作品☆


〈Hiromi’s Eye〉

「常磐ハワイアンセンター」
小さな頃、この名前を聞くと、日本にハワイがあるらしい・・・なんて、ワクワクしたりして・・・ちょっと胸がトキメイタものでした。
そして、けっこう、行ったことはないけれど、名前だけは知ってるよ♪
という方・・・多いのではないでしょうか?

その「常磐ハワイアンセンター」(現:スパリゾートハワイアンズ)
ができるまで、こんな奇跡のような素晴らしいドラマがあったなんて・・・
もう感動、感動、大感動~の作品です。
久々に号泣しました私・・・。
しかも3ヶ所で。

常磐ハワイアンセンターは、もともとは炭坑だったんですね・・・。
私・・・炭坑に弱いんです。
炭坑と聞いただけで、そこで命がけでどれだけご苦労されたのかと、胸の奥がキューッとしめつけられるような感じがするのです。

そのエネルギーが石炭から石油に代わりつつ、人員削減を迫られた炭坑のまちを、フラダンスが救うなんて誰が考えたでしょう・・・。
炭坑のまちが、ハワイに?
勿論、最初は誰も信じないし、反対も沢山。
でも、本当の話なんです。
炭坑のまちがハワイに!
しかも、炭坑人の、炭坑人による、炭坑人のための、ハワイアンセンターを創り上げてしまうなんて・・・。

どんなことがあっても、信じて、頑張れば、夢が現実になるんですね。
すごいよ~そのパワー。

きっと、「常磐ハワイアンセンター」と名前を聞いただけで、ワクワクなれたのも、そこに多くの方の魂が込められていたからなのかもしれません。

その魂に命を与えるかのように熱演してくださった出演者の皆さんの一体感が、本当にとても素晴らしかったです。

この「フラガール」、来年のアカデミー賞外国語映画賞の日本代表になりました。
(正式ノミネーションされると良いな~)

海外の作品でも「ブラス」等、炭坑のまちが題材になっている作品が多いので、海外の方々にも感動していただけると思います。
きっと・・・。


〈みどころ〉

  • 松雪泰子さん凄いです。
    炭坑人の、炭坑人による、炭坑人のためのハワイアンセンターなんだけれども、唯一、東京から、ダンスを教えにやってくる平山まどか先生に松雪泰子さんが扮しています。
    約3ヶ月間、ダンスの猛特訓を受けたそうですが、練習室で、密かに踊るタヒチアンダンスは鳥肌立ちました!感動です。
  • 炭坑のたの字も知らない松雪さん扮する東京から来たダンスの先生と、フラダンスのフの字も知らない炭坑娘達との葛藤や友情が、心にジンジン染み渡ります。
  • 炭坑娘達のひたむきさ、情熱・・・。
    蒼井優さん、のフラダンスを始め、南海キャンデーズの静ちゃんも良い味出してて、泣かされました。
  • 出演者の皆さん、岸部一徳さんも、豊川悦司さんも、富司純子さん、寺島進さん、その他の方々、みんなみんな良かった~。
  • 音楽がジェイク・シマブクロさん、温かいウクレレのメロディが全編を包んでいて、いっそう物語を盛り上げてました。
  • とにもかくにも、炭坑まちがどうやって楽園ハワイに変わるのかみどころです。

〈お気に入り〉

  1. 岸部一徳さん扮するハワイアンセンターの部長と松雪泰子さん扮する平山先生
    とのやりとりが最高に楽しかったです。
  2. フラダンスの動きには、ひとつひとつ意味があって、「わたしは あなたを 心から 愛してます」という動きを平山先生から教えてもらうシーンと、その動きを、声が届かないあるところで使うシーン。感動・・・。
  3. 実は全てのシーンがお気に入り♪
    アロハ~♪

監督:李相日(り・さんいる)
脚本:李相日、羽原大介
出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳、富司純子
音楽:ジェイク・シマブクロ
製作年:2006年
製作国:日本
日本公開:2006年9月26日
配給:シネカノン
上映時間:120分

▼予告編