サンシャイン2057

サンシャイン2057
(C) 2007 TWENTIETH CENTURY FOX

パーソナリティー斉藤洋美がキリアン・マーフィ、真田広之主演『サンシャイン2057』を紹介。


〈ストーリー〉

西暦2057年、太陽の活動が衰え、地球上ではあらゆるものが凍てつき人類は滅亡の危機に瀕していた。
人類に残された最後の希望は、宇宙船イカロス2号に乗り込んだ世界中から集められたエリート達。
その乗組員8人に託されたミッションとは、マンハッタンとほぼ同じサイズの核装置を太陽に投下し活性化させるという極めて困難なもの・・・。

太陽までたどり着けることができるのか・・・。
想像を絶する宇宙でクルーを待ち受けていたものはいったい・・・。


〈Hiromi’s Eye〉

人間の極限状態を描くのが得意のダニー・ボイル監督が、「ザ・ビーチ」、「28日後・・・」に続き、脚本のアレックス・ガーランドと組み描いてくれたのが、『太陽への旅』である。

人間の歴史の中で、太陽の存在はどの惑星よりも大切で、太陽が東から登り西へ沈むということが、当たり前の日々の生活の中、太陽がなくなることを誰が想像するだろうか。
しかし、実際に無限の宇宙で、毎秒ひとつの星が滅亡している今、太陽だって永遠の命ではないはずなのだ。

この作品は、2057年、滅亡の危機にさらされている太陽を復活させる為、イコール地球を救う為、一番近寄り難い惑星、神の領域に近い「太陽」に近づこうとするSF。
しかもそれが、科学に基づいているというのだから、興味津々だ。

この作品の中で面白いのは、太陽に向かう、地球の代表のクルー8人が世界中から選ばれているということだ。
50年後は国を超えて協力しあうことは当たり前の時代で、しかもリーダー格にはアジアという想定になっている。
(キャプテンに扮する日本人の真田広之さんは宇宙の中でも武士のような存在を発揮していた。)

そういう宇宙規模の大きな観点からみると地球上で争っていること自体本当に小さなことに思えてくるのだが、やはりダニー・ボイル作品は、悲しいかな、それでも宇宙のど真ん中の極限状態で起こる人間の性を見せつける。

スリルとヒューマニズムを織り交ぜたこの『太陽への旅』。地球温暖化が危惧されている今、ただのSF作品としてだけでは観られないはずだ。


〈みどころ〉

カネダ船長に「ラストサムライ」の真田広之さん(日本)、物理学者キャパに「麦の穂を揺らす風」のキリアン・マーフィさん(アイルランド)、生物学者コラゾンに「SAYURI」のミシェル・ヨーさん(香港)、エンジニアのメイスに「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」のクリス・エヴァンスさん(アメリカ)、パイロットのキャシーに「マリー・アントワネット」のローズ・バーンさん(オーストラリア)、通信士ハーヴェイにジェーン・フォンダさんの息子のトロイ・ギャリティさん(アメリカ)、航海士のトレイに「堕天使のパスポート」のベネディクト・ウォンさん(イギリス?)、そして、精神科医のサールに「クジラ島の少女」のクリフ・カーティスさん(ニュージーランド)。

この各国から集まった面々は、撮影前の2週間、共同生活を監督から要求され、ロンドンの学生寮で自給自足の生活を送り、演技だけでは出せない雰囲気作り、信頼関係が構築できたのだそう。(合宿中の料理担当は真田さんだったそうです)

  • 日本代表の真田広之さんの流暢な英語力。素晴らしい~♪
  • 宇宙船外に出て作業を行うシーンがとてもリアル。宇宙服がかなり重く、宇宙服姿の時に流れている汗は全て本物だそうです。
  • 太陽が輝く場面・・・。

〈お気に入り〉

  • キリアン・マーフィのブルーグリーンの澄んだ瞳・・・吸い込まれそうです。

原題:Sunshine
監督:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド
出演:キリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス、ローズ・バーン
音楽:ジョン・マーフィ 、UNDERWORLD
製作年:2007年
製作国:アメリカ
日本公開:2007年4月14日
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:108分

▼予告編