福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部JETSが、全米チアダンス選手権で優勝したという奇跡のような本当の出来事。広瀬すず主演の映画『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』をパーソナリティー斉藤洋美がを紹介。
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
〈ストーリー〉
県立福井中央高校に入学した友永ひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生、サッカー部員の孝介(真剣佑)を応援したいためだけにチアダンス部に入部する。しかし、彼女を待ち受けていたのは、顧問の早乙女先生(天海祐希)の鬼のようなスパルタ指導と、前髪禁止、恋愛禁止などの厳しい規律。ついていけずに周りが退部していくなか、部長の彩乃(中条あやみ)をはじめ、チームメイトの支えのなか、なんとかチアダンスを続けていくひかりなのだが・・・。
この素人だらけのチーム、初めての大会では観客に笑われ、チーム内での確執も深まり、チームの気持ちが完全にバラバラになろうとし、廃部が決定される寸前、なんと「私たちアメリカで優勝します!」と宣言してしまうのだ。
普通の女子高生が、大きな大きな夢に向かって挑戦が始まる・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
2009年3月、福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部JETSが、全米チアダンス選手権で優勝したという奇跡のような本当の出来事の映画化です。
簡単に言ってしまうと、憧れのサッカー部の男子を応援したくて軽い気持ちでチアダンス部に入部した普通の女の子が、なんと3年後に全米大会で優勝してしまうという話なのですが、勿論、簡単に優勝できるはずはなく、言葉には語り尽くせぬ紆余曲折がみどころです。
チアダンス部のメンバーひとりひとりの激しい個性のぶつかり合い。
鬼コーチ。
足を引っ張る人間たち。
エトセトラ・・・
本当にポンコツだったチアダンス部がひとつになれたのはいったい何があったからなのでしょう。
全米選手権のときに、アメリカ人から「日本人は揃えるのはうまいけれど、個性がね・・・」と言われるシーンがあって、そう思われがちなんだ、やっぱりね、と思って観ていた私なのですが、なんとそこからのひとりひとりの個性の輝きに感動で涙が出てきました。福井の女子高生が、世界を感動させた素晴らしい演技は鳥肌もんです。
主演の広瀬すずさんをはじめ、みなさん、特訓に特訓を重ねての素晴らしいチアダンスを披露してくださいます。
鬼コーチの天海祐希さんも、さすが、かっこよかったです。
全ての人類に平等に与えられているもの、それは時間。
1日24時間、ボーッとしていようと、夢に向かって努力しまくっていようと、それは自由なのです。
でも、ちょっと3年間を振り返ってみて、3年前と随分変わったな〜と思える人と、さほど変わってないな〜と思う人、この差は何か・・・。
この「チア★ダン」を観ると、夢に向かって努力をしたら、今日よりも明日、明日よりあさって、そして、3年後はきっとすごくステキに変われるはず!と勇気と元気をもらえます。
監督:河合勇人
出演:
- 広瀬すず
- 中条あやみ
- 山崎紘菜
- 富田望生
- 福原遥
- 真剣佑
- 柳ゆり菜
- 健太郎
- 南乃彩
- 大原櫻子
- 陽月華
- 木下隆行
- 安藤玉恵
- 緋田康人
- きたろう
- 天海祐希
製作年:2017年
製作国:日本
配給:東宝
上映時間:121分
2017年3月11日(土)ロードショー
第41回 日本アカデミー賞(2018年)
新人俳優賞受賞:中条あやみ
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▼予告編