ベストセラー作家・中山七里の同名ミステリー小説を「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の主演・佐藤健と瀬々敬久監督のコンビ、阿部寛の共演作品『護られなかった者たちへ』をパーソナリティー斉藤洋美が紹介。
第45回日本アカデミー賞:
優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞:佐藤健、優秀助演男優賞:阿部寛、最優秀助演女優賞:清原果耶、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀音楽賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞
(C) 2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会
〈ストーリー〉
東日本大震災から10年が経った仙台で、全身を縛られたまま”餓死”させられているという不可解な連続殺人事件が発生。
殺された被害者は誰もが認める人格者たちばかり。
捜査を進める中で犯人に浮かび上がってきたのが過去に起こした事件で服役し、刑期を終えて出所してきたばかりの利根泰久(佐藤健)という男。
刑事の笘篠(阿部寛)は利根を追ってくるが決定的な証拠がなかなかつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
10年前、震災後の避難所で利根泰久(佐藤健)は、遠島けい(倍賞美津子)という一人の女性、そしてカンちゃんという小学生と出逢います。3人は身寄りのない者同士本当の家族のように肩を寄せ合い暮らし始めます。優しさを知らずに生きてきた利根は、けいとカンちゃんの優しさに癒されていきます。「行ってきます」「おかえりなさい」と言葉を交わせる人がいるということ、一瞬でも笑顔でいられるということが、どれほど大切で愛おしいことなのでしょう。
それから10年後、罪を犯してまで護りたかったものとは一体何なのか、その裏に隠された本当に切ない切ない衝撃の真実が描かれています。
刑事の笘篠(阿部寛)という男も実はこの震災で家族を失っています。
震災が突然襲ってきた時は、なすすべは何もないのかもしれないけれど、震災後は護られるはずなのです。
「護られなかった者」という意味・・・私の心の中には、言葉にならない、張り裂けそうなどこにぶつけていいかわからないやるせない思いが蓄積して、最後は号泣でした。
言葉では語ることのできない心の奥の深い思いを凄まじいほど表現されている佐藤健さんの眼光をお見逃しなく。
監督:瀬々敬久:☆優秀監督賞
原作:中山七里
脚本:林民夫 瀬々敬久:☆優秀脚本賞
出演:
- 佐藤健:優秀主演男優賞
- 阿部寛:優秀助演男優賞
- 清原果耶:最優秀助演女優賞
- 林遣都
- 永山瑛太
- 緒形直人
- 吉岡秀隆
- 倍賞美津子
- 原日出子
製作年:2021年
製作国:日本
配給:松竹
上映時間:134分
2021年10月1日(金)ロードショー
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