西谷弘監督作品。織田裕二主演、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、サラ・ブライトマン、福山雅治出演、オール・イタリアロケを敢行した映画『アマルフィ 女神の報酬』をパーソナリティー斉藤洋美が紹介。
(C)2009 フジテレビジョン
〈ストーリー〉
クリスマス目前のローマ。
イタリアのテロ予告を受け、外交官黒田(織田裕二)が邦人を守るためイタリアローマへ降り立った。
一方、イタリアの日本人大使館では、外務大臣(平田満)のイタリア訪問の準備に追われていた。
そんな中、クリスマスにライトアップされた街で、日本人少女が行方不明に・・・。
〈Hiromi’s Eye〉
ストーリーの中にぐいぐい引き込まれてしまいます。
全編オールイタリアロケで、しかも、世界遺産があちこちに登場するこの作品。
登場人物のほとんどが日本人なのに、日本人がそのイタリアの景色から浮いていないのにビックリでした。
海外作品に日本人が登場すると、何故か浮いてしまい、どうして浮いちゃうのかな~?としばし悲しくなっていたのですが、出演されている方々織田裕二さん、天海祐希さん、佐藤浩市さん、福山雅治さんなどなど、ひとりひとりの個性がとても強いのに、アンサンブルが絶妙で、イタリアの景色に溶け合っていて、しかも、海外制作のイタリアが舞台の作品より、イタリアの街を身近に感じることができるなんて・・・
凄い!と拍手を送ってしまいました。
映像も音楽も美しく、サスペンスの醍醐味も味わえて・・・面白いです!
〈みどころ〉
- イタリアオールロケ(世界遺産)のスケール。
コロッセオ、「聖天使の城」とも呼ばれるサンタジェロ城、スペイン広場、カゼルタ宮殿、そして、世界一美しいと称賛されているアマルフィ海岸に連れていってもらえます。 - 織田裕二さんが、黒田という信念を貫く・・・それでいて、色気のある外交官に、福山雅治さんが、フラッと現れるフリーライターに、天海祐希さんが、誘拐された少女の母親に、佐藤浩市さんが、天海さんふんする女性に好意を寄せる商社マンに、等々・・・登場人物のキャスティングがみんなみごとに役にはまっていました。しかも、みんな何か謎めいているように感じさせられてしまうんです・・・。
脚本が本当に、巧みです。 - 歌姫サラ・ブライトマンさんが、カゼルタ宮殿で名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を披露します。
〈お気に入り〉
クールな外交官・黒田と黒田に振り回される大使館に来て間もない研修生安達(戸田恵梨香)のやり取りが、デコボココンビ誕生!という感じで好きでした。
監督:西谷弘
原作:真保裕一
出演:
- 織田裕二
- 天海祐希
- 戸田恵梨香
- 佐藤浩市
- サラ・ブライトマン
- 福山雅治
主題歌:サラ・ブライトマン
製作年:2009年
製作国:日本
日本公開:2009年7月18日
配給:東宝
上映時間:125分
▼予告編