ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー羽海野チカの人気漫画を原作に高田雅博が監督。人気グループ「嵐」の櫻井翔、蒼井優主演、伊勢谷友介、加瀬 亮、関めぐみ出演の青春ラブストーリー『ハチミツとクローバー』をパーソナリティー斉藤洋美が紹介。

(C)2006「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ


〈ストーリー〉

「僕は、この日のこと、この日から始まったことの全てを決して忘れないだろう」

浜美大に通う純情青年竹本君は、突然恋に落ちた・・・

一心不乱にダイナミックな絵を描く少女はぐちゃんに。
その恋に落ちる瞬間を目撃してしまった真山君はアルバイト先の年上の女性に
恋をし、そんな真山君を一途に思うあゆちゃん、そして、美術の奇才森田君は ・・・。

美大を舞台に、全員片思いの5人が、それぞれの想いをかかえて同じ時間を
過ごしていく・・・。そして・・・。


〈Hiromi’s Eye〉

これぞ胸キュンストーリー。
景色も、セリフも、インテリアも、衣装も、音楽も、流れる空気全てが、私にとってパステルカラーに感じた作品でした。
もう全部好き♪

恋はいくつになってもできるけど、こんな初々しい恋はそう何回もできません。
美大に通う竹本君、はぐちゃん、などなど仲間5人、全員みごとな片思い。
その片思いがピュアで、ステキなの。

大人になる前の、花のつぼみがふくらみかけたような、危なげで、愛おしくて、甘酸っぱい時代の恋・・・。
いいよね~。
人を好きになるだけで、いつもと変わらない景色が輝いて見えたりして・・・。
そうそう、私にもあったな~、そんな淡い恋・・・と
自分の忘れかけていた初々しい想いを思い出させてもらえます。

片思いで、せつなくて、くるしいのに、幸せな気持ちにさせてもらえる
この作品・・・。

そうそう、竹本君が恋に落ちる瞬間の音が、すごく好き。
サントラにもその音が入ってますよ~♪


〈みどころ〉

  • セリフを全て書き留めておきたいと思ったほど、いいんだな~♪
    優しい心にさせてもらえる、そうだよねそうだよね!と抱きしめたくなるような言葉が沢山登場します。
    例えば、「自分の好きな人が自分のことを一番好きになってくれる、たったそれだけなのに、永遠にそろわない気がする」片思いのせつなさが ・・・。
  • 天才はぐちゃんの絵が素晴らしい♪MAYA MAXXさんが担当しています。
  • キャストの皆さんがピッタリはまってました。竹本君の不器用で純情なさわやかさを櫻井翔さんが、はぐちゃんの天才肌の一心不乱な感じを蒼井優さんが、森田君の繊細なワールドワイドな奇才ぶりを伊勢谷友介さんが、痛いくらいに一途に恋するあゆちゃんを関めぐみさんが、クールな真山君を加瀬亮さんが・・・、そして、顔をくしゃくしゃにして笑う花本先生を堺雅人さんが扮していました。みんなみんなはまり役で、優しいオーラが出まくりでした。
  • 音楽が良いです♪原作者の羽海野チカさんが作品を書き始める前に、スピッツのアルバム「ハチミツ」とスガシカオさんのアルバム「CLOVER」を聴いて、コミックのタイトルが決まったことはよく知られていることですが、今回の音楽は、主題歌:スピッツの「魔法のことば」、エンディングテーマ:スガシカオさん作詞作曲の「アオゾラペダル」を嵐が歌っています。サウンドトラックも最高です。
  • エトセトラ・・・

〈お気に入り〉

  1. 全部のシーンが眩しくキラキラキラキラで大好きです。
  2. あゆちゃんが、「好き、大好き」というシーン・・・せつないんだ・・・。
  3. 海のシーン。
  4. 脇役の皆さんが良い味出してました。おかまちっくな藤原兄弟、竹本君が出逢うある職人(修復士)さん。
  5. エトセトラ・・・

監督:高田雅博
脚本:河原雅彦/高田雅博
原作:羽海野チカ(月刊「コーラス」連載中/集英社刊)
出演:

  • 櫻井翔
  • 蒼井優
  • 伊勢谷友介
  • 加瀬亮
  • 関めぐみ
  • 堺雅人

音楽:菅野よう子
製作年:2006年
製作国:日本
日本公開:2006年7月22日
配給:アスミック・エース
上映時間:103分

▼予告編