パーソナリティー斉藤洋美がジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブスと豪華主演の映画『恋愛適齢期』を紹介。
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〈ストーリー〉
エリカ(ダイアン・キートン)は50代なかばの離婚歴あり、ひとり娘をもつ劇作家。
ハリー(ジャック・ニコルソン)は63歳、音楽業界の独身富豪。
付き合う女性は30歳年下オンリーという超プレイボーイ。
ある日、エリカは娘の母として、ハリーは、エリカの娘のボーイフレンドとして、エリカが留守のはずだった彼女の別荘で出会ってしまう。
あまりにも、年上すぎる娘のボーイフレンドに絶句のエリカ・・・。
でも、娘が幸せならと・・・、認めるやいなや、ハリーが心臓発作に・・・。
挙げ句の果てに、エリカの別荘でハリーが静養することに・・・。
面倒を見ざるを得なくなったエリカ・・・!!!
そして、ハリーの担当医師(キアヌ・リーブス)は実は劇作家エリカの大ファンだという・・・。
さ~、大人の恋の物語の始まり始まり・・・。
さぁ~どうなる~~~!
〈Hiromi’s Eye〉
本当にステキな大人のラブコメ、ロマンチックコメディです。
初恋や若い時の恋とはちょっと違う、年を重ねた大人の恋の物語。
大人の恋愛ものは、今までも沢山あるけれど、この作品は、笑って笑って、せつなくて、そして、最高にハッピーにしてもらえます。
年を重ねてから恋をすると、不倫?という二文字がつきまといがちだけれど不倫ものじゃないですよ~!この作品は違います。それが、凄く嬉しい!
この大人のステキな恋の物語を演じてくれたのが、ダイアン・キートン(本年度ゴールデングローブ賞ミュージカルコメディ部門/最優秀主演女優賞を受賞、アカデミー賞/主演女優賞ノミネート)とジャック・ニコルソン。
このお二人がなんてチャーミングなこと。
このお二人の間に登場するキアヌ・リーブスもういういしい?
魅力を発揮していましたよ。
50代なかばの女性が、二人の男性に惚れられてしまうなんて・・・。
30歳年下としか付き合わないと言っていたプレイボーイが・・・、
若い女性にモテモテの若くてカッコイイお医者さんが・・・、
どうして、50代なかばのバツイチ女性に惚れてしまうのか~!
シワも増え、老眼になり、肉体的にも衰えが隠せない年齢かもしれないけれど、本当にチャーミングな女性は年齢なんて関係ないよ~!
可愛いよ~!人生ってステキ!恋するってステキ!と輝き方を教えてもらえます。
年を重ねれば重ねるほど、臆病になったり、慎重になったり、不器用になってしまうのかもしれません。
だからこそ、ステキな恋ができるのかも・・・。
笑って笑って・・・胸キュン!の大人の恋の物語。
〈みどころ〉
- ダイアン・キートン
ウッディ・アレンの「アニー・ホール」の時のダイアン・キートンのあのカッコよさとかわいらしさが倍増しています。
日常のちょっとした仕草・・・。
恋をしてときめく心のひだを体いっぱいに表現してくれています。
顔じゅうに刻まれたしわをあんなに愛おしく見せられるのは、ダイアン・キートンだけではないかしら・・・と思うほど。
そして、ダイアン・キートンのファッションに注目。
白を基調としたシンプルカジュアル。デートの時のスーツ等々とてもステキ。 - ジャック・ニコルソン
ロマコメなんて嫌だ~!と言っていたニコルソンが、パンツ一丁におしりまで見せてくれるおちゃめなおじさまに・・・。
そして、渋さが増す大人の中に少年がいたりして・・・。
あのニコルソンが涙を・・・。 - 音楽がやっぱり大人
ボサノバ、サンバ、シャンソン・・・。和みます・・・。
女性の監督だけあって、インテリアや小物使いがとってもおしゃれ。
〈お気に入り〉
海岸での散歩シーン。
おしり丸見えになってしまうジャック・ニコルソンノシーンと、ダイアン・キートンが裸を見られてしまうシーンでは、大笑いしてしまいました~。
エンディングのスタッフロールで流れる歌声が・・・。
なんとジャック・ニコルソンの歌う「ラ・ヴィ・アン・ローズ」
最後」まで席を立ちませんように・・・。
英題:Something’s Gotta Give
監督:ナンシー・メイヤーズ
脚本:ナンシー・メイヤーズ
出演:
- ジャック・ニコルソン
- ダイアン・キートン
- キアヌ・リーブス
- フランシス・マクドーマン
音楽:ハンス・ジマー
製作年:2003年
製作国:アメリカ
日本公開:2007年3月27日
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:128分
第61回 ゴールデングローブ賞/ノミネート(2004)
- 最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル):ジャック・ニコルソン
- 最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル):ダイアン・キートン
第76回 アカデミー賞(2004)
- 主演女優賞:ダイアン・キートン
▼予告編